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二日酔い運転に警告!日本酒1合の代謝は3時間

 最近、二日酔い運転による早朝の事故がニュースで報じられています。以前から肝臓病教室で触れてきましたが、改めてこの問題を考えてみましょう。
肝臓は、(個人差はありますが)男性の場合1時間に約7gのアルコールを分解します。(女性や代謝酵素が弱い方はそれ以上時間がかかります。)
アルコールの含有量は、ビールの大瓶1本、ウイスキーのダブル、日本酒1合がほぼ同じでアルコール約23gです。これを「1単位」と呼びます。「1単位」のアルコールが代謝され、からだから消失するまでにかかる時間は、23÷7≒3で、約3時間となります。
 つまり、3単位(アルコール70g)以上のアルコールを摂取すると、体内で分解されるのに9時間以上かかる計算になります。そのため、翌日までアルコールが体に残る可能性があり、二日酔い運転も大変危険です。
 飲酒の影響を理解し、安全な運転を心がけましょう。