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握力測定の意義

 なぜ握力を毎回測るのか。疑問に思われている方もいるのではないかと思います。幼少期に体力測定の一項目だったことを思い出します。単に前腕の筋肉、指の力だけかと思いきや、実は全身の筋肉の状態、つまり"筋肉の質"と相関すると考えられています。当クリニックがこだわる、筋肉の質の評価にこの握力測定が重要な意味をもっているのです。左右2回ずつ測定し、良い値を握力値としてInBodyプリントに表示しています。InBodyと連動して測定できるようなシステムを導入したのは、当クリニックが日本で初になります。
 傾向をみてみるとやはり一回目の握力が高く出る傾向にあります。2回目の握力値でどの程度低下するのか、その低下具合も老化のメカニズムに関連しているのではないかと私は考えています。
 当院では他にInBodyの位相角を筋肉の質評価のマーカーと考えています。内科クリニックでは希少な検査ですが、是非自身の筋肉の状態を見直してください。