膝痛に対する運動プログラム
2026.01.23

変形性膝関節症のトレーニングでは、膝そのものだけでなく、股関節を動かす内転筋や外転筋を鍛えることがとても重要になります。股関節の外転筋が弱くなると、歩行時に骨盤が左右に傾きやすくなり、いわゆる“お尻を振るような歩き方”になってしまいます。これは膝への負担を増やす大きな要因です。
一方で、股関節の内転筋が衰えると、膝蓋骨を正しい位置に引き上げる力が弱まり、膝蓋骨が上内方へずれやすくなります。その結果、膝蓋骨と大腿骨の噛み合わせが悪くなり、両者の間にある軟骨がすり減り、スラスト(膝が外側に押し出されるような動き)が生じてしまいます。
こうした理由から、変形性膝関節症の筋トレでは、膝周囲だけでなく股関節を安定させる内転筋・外転筋の強化が欠かせません。最終的には、大腿四頭筋、股関節外転筋、そして内転筋をバランスよく鍛えることが、膝の安定性を高め、痛みの軽減や進行予防につながっていきます。ストレッチの方法も参考にしてください。

